「オール沖縄」共闘で安倍政権に対抗を 「慰霊の日」に辺野古・戦争法案反対で集い
沖縄戦から70年となる「慰霊の日」の23日、辺野古新基地建設と戦争法案に反対する集会(主催=異議あり!「戦争する国」づくり意見広告運動)が京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれ、110人 が参加しました。
「明日の自由を守る若手弁護士の会」の大江智子さんと「琉球新報」東京支社報道部長の島洋子さんが講演。島さんは、安倍政権に「基地ノー」の圧倒的民意を突きつけた、昨年の沖縄知事選、衆院選での「オール沖縄」のたたかいに触れ、「オール沖縄の合言葉は『腹六分』。互いの主張は六分に止め、共闘できる基地問題では一点共闘しようというこの姿勢は、安倍政権に対抗するモデルになる」と主張しました。
また、国会審議中の安保法制と沖縄の関係についても言及し、「ベトナム戦争の時、沖縄はアメリカの統治下で、B―52が沖縄から飛んでくることからベトナムの人から『悪魔の島』と呼ばれていた。安保法制が成立すれば、日本全体が『悪魔の島』になる」と訴えました。大江さんは、安保法制の危険性や問題点について話しました。
主催した同団体は、23日付の「琉球新報」「沖縄タイムス」両紙に、米軍基地と戦争法案に反対する意見広告を掲載。この広告は、「いりせん基地」「ええ軍隊などあらしまへん」など、全国の方言で米軍基地や戦争に反対する思いを表現し、「オール沖縄からオール日本へ」の願いを込めたものになっています。また、この日の集会参加者には、沖縄から空輸した23日付両紙を配りました。