9建マンでピース
戦争法案廃案に向け、「とめよう憲法違反の戦争法」「アベ政治を許さない」の訴えを京都府内が騒然となるほど響かせよう―との京都総評の呼びかけにこたえ、京建労宇治支部は9日、観光客でにぎわうJR宇治駅前で宣伝を行いました。
十数人の組合員は、「9」の字をあしらった面を付け、支部の法被をまとい、憲法9条を守る「9建(憲)マン」になって法案反対をアピール。
ハンドマイクを手に「世論と運動を大きく広げ、安倍政権と自民党・公明党を追い詰め、戦争法案を参議院で採決不能にし、廃案に追い込みましょう」と訴えました。
法案の問題点を解説したビラや憲法9条と25条の条文を知らせるポケットティッシュを配布しながら、法案反対の署名も取り組みました。大津市内から訪れた大島ゆうさん(中学3年)は自ら協力。「戦争の悲惨さは学校でも教わった。同じ悲しみは味わいたくない」と語っていました。
杉原信男支部長(66)は、「父は15歳から志願して中国、マレーシア、ボルネオの戦線に行った。最後は食糧もつき焼肉と聞いて食べたら、長い髪の毛が見つかり人間の女性だった知った。戦争は人間を鬼にしてしまう。絶対に起こしてはならない」と話しました。