20150829-02 11月1日投票(10月25日告示)で行われる亀岡市長選に、労組や民主団体、日本共産党でつくる「市民本位の明るい民主市政をつくる会」代表委員の高向吉朗氏(67)が20日、立候補を表明しました。

 同市内で記者会見を開いた高向氏は、府がJR亀岡駅北に計画している大型スタジアムなど駅北開発の中止を強調。水害の危険性が増すことや、建設に伴う地下水の汚染、国の天然記念物「アユモドキ」への影響などの問題点をあげ、「スタジアムの維持費、アユモドキ保存の水路の変更など、工費もどれだけになるか分からない。計画は中止すべきで、社会保障、教育、商工などに予算をまわす」と訴えました。

 政策の基本的な考えかたとして、これまでの大型開発・企業誘致依存をあらため、住宅改修助成制度や公契約条例などの制定で地元業者の活性化を図る施策や、教室へのエアコン設置や子ども医療費無料化拡充、ふるさとバス・コミュニティーバスの充実などを訴えました。

 現職の栗山正隆氏(70)は、不出馬を表明しており、同市長選への立候補表明は初めてです。
 

9月3日に決起集会

 「市民本位の明るい民主市政をつくる会」は同市長選の勝利を目指し、3日午後7時半から、同市の総合福祉センターで決起集会を開きます。問い合わせ先は℡0771・24・6854(新婦人亀岡支部)
 

 高向吉朗(たかむき・きちろう) 1948年亀岡市生まれ。京都教育大学卒業後、亀岡市内で小学校教諭として約20年。京都法律事務所事務長など歴任。91、95、99年市長選出馬。現在、京都法律事務所顧問、亀岡町づくり研究会座長。