20160204-04  八幡市長選の告示(7日、14日投票)を目前にした2月2日、立候補予定者による公開討論会(山城青年会議所主催)が同市文化センターで行われました。

 「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」の井筒かおる氏(62)=日本共産党推薦=、現職の堀口文昭氏(63)=自民・公明・民主推薦=、前自民党市議の横須賀昭男氏(65)=おおさか維新推薦=の3氏が登壇し、子育て世代や高齢者に対する支援、地域振興、まちづくりなどの政策を主張し、決意を語りました。

 「八幡市民の会」の井筒氏は、同日に発表した政策提案「井筒かおるの八幡再生ビジョン―憲法が生きる八幡市政を」にもふれて、戦争法廃止、憲法改悪を許さない立場を強調。
 住民の命と暮らしを守るため、ただちに取り組む緊急対策として、▽府内で一番高い国保料を値下げ(1世帯1万円)▽子どもの医療費を高校卒業まで無料(現行は中学卒業)▽住宅リフォーム助成制度の創設▽70歳以上の高齢者のバス代助成▽65~71歳の医療費窓口負担を2割から1割に軽減▽上下水道料金の引き下げ▽少人数学級(幼稚園、小中学校)の推進―を提案。7項目の実現は5億円と試算し、ため込んだ70億円の基金の一部でまかなえると財源を示しました。

 コーディネーターから、夏の参院選から投票年齢が18歳以上に引き下げられることを視野に、中高生に対してどんな八幡市の姿勢をアピールするかと問われた井筒氏は、「〝現役の高校生〟です」と通信制の高校に在学中であることを紹介。一緒に学ぶ若者たちの苦労や挫折の体験を知り、貧困や条件整備の不備で、学ぶ場を壊すことがあってはならないと痛感しているとのべ、「学ぶ権利を守ることが大事」と強調しました。

 討論会の最後に3氏が決意表明。現職候補は、国と府との連携を強調し、井筒氏は「安倍暴走政治から、市民の命、暮らしを守る八幡市政、市民が主人公の市政に全力をあげる」と語りました。

 公開討論の内容は、WEBサイト「e-みらせん」(http://e-mirasen.jp/)で配信されます。