京都市が、市美術館敷地内に展示されている彫刻家・富樫実氏の寄贈モニュメント「空(くう)にかける階段’88-Ⅱ」の移設工事の着工を強行したことを受け、市民や芸術家でつくる「京都市美術館問題を考える会」は10日、はがきやファクスで同館宛てに「富樫作品を撤去するな」の要請文を出そうと呼びかけました。

 代表の貴志カスケさんは「市美術館がいかに愚行をやろうとしているのか、はがきやファクスで僕らの声を示しましょう。差出人は住所氏名を描くのが望ましいですが、名前だけでも結構です。抗議の数が勝負です」と訴えています。
    
(1)はがきの宛先は〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124 京都市美術館 潮江宏三館長、川口伸太郎副館長
(2)ファクスの送り先はFAX075・761・0444
(3)文面例「富樫氏の作品を撤去しないで!」「富樫氏の作品を分割破壊しないで!」など。