緊迫「共謀罪」法案 力合わせ4度目の廃案必ず、連続デモに350人
安倍政権が「共謀罪」法案の参院での強行採決を狙う中、廃案を求めるデモが8日、京都市内で行われ、350人が参加しました。参加者は「共謀罪は絶対廃案」「自由を守れ」と声を上げて行進しました。安保法制・戦争法廃止を求める「19日行動」に取り組む3団体と「“共謀罪”を4度目も廃案にさせるALL京都」の主催。
京都市中京区の京都市役所前で行われた、デモ行進前の集会では、弁護士や研究者、市民らが共謀罪の危険性を述べ、廃案を訴えました。元京都市職員の村上敏明さん(82)は、数人の市職員が戦前、治安維持法で検挙された歴史を語り、「ぜひ職員の人にもこの歴史を知ってほしい。こうした歴史を繰り返さないためにも、安倍政権のもとで『共謀罪』法案の廃案を訴え続けます」と語りました。
参加者は京都市役所前から下京区の四条河原町交差点まで行進し、「共謀罪は絶対廃案」と声を上げ、手作りのプラカードなどでアピールしました。