2018年1月21日告示・同28日投票で行われる、綾部市長選挙について、「みんなでつくる綾部民主市政の会」は12月22日、日本共産党の堀口達也市議を擁立すると発表しました。堀口氏は、24日に綾部市内で開かれた同党国政報告会で市長選勝利に向けて、決意表明しました。

 堀口氏は、現・山﨑善也市政と自身の政治姿勢の違いについて、「軸足が違う」と強調。現市政が高速道路網を生かした企業・大型店誘致を「実績」としていることに触れ、「私は商工業、農林業など、地元の産業と住民の暮らしの応援にしっかり軸足を置く」と訴えました。

 主な政策として、「格差と貧困」「社会保障削減」「9条改悪、原発再稼働」の3つを「ストップ」させると強調。「格差と貧困」の問題では、市民の給与所得の平均が420万円(2000年)から380万円(15年)に落ち込むとともに、就学援助を受けている児童の割合が7・4%(00年)から19%(15年)に増大していることを指摘。「働く人の貧困が進んでおり、ここをしっかり応援することが求められている」と語りました。

 「9条改悪、原発再稼働」問題をめぐり、今年の市議会12月定例会で現市長が9条改憲について「憲法議論は差し控えたい」とするとともに、原発再稼働は「当分の間はベストミックス」と事実上容認したことを紹介。「憲法を守り生かす立場を国に意思表示する市長に。いまだ収束の見通しのない福島原発構内を視察し、原発と人類は共存できないと確信した。再稼働は許さない」と訴えました。

 最後に、「住民の声を聞いて政治をすすめ、地域経済を元気に、保育料の引き下げなど子育てするなら綾部に」と呼びかけました。