府知事選と福知山市選挙区・府議補選(欠員1)での勝利を目指し、日本共産党中丹地区委員会は4日、同市内で同党の倉林明子参院議員を迎えた決起集会を開き、130人が参加しました。倉林議員が2つの選挙勝利を訴え、大槻ふみ子府議候補が決意を述べました。

 倉林議員は、知事選では市民運動のメンバーに推され、福山和人氏が立候補を表明したことを紹介し、「市民との共同で新しい政治の流れをつくり、福山知事と大槻府議を誕生させよう」と訴えました。

 市民と野党の共闘の国政での広がりについて、開会中の通常国会では希望の党が「安倍政権下での9条改憲」に反対し、希望も含めた野党6党による「安倍改憲」反対の一致点ができたと強調。こうしたもと、昨年中にまとめるはずだった自民党の改憲案は未だ示されていないことを指摘し、「安倍政権が足元から揺らいでいる。3000万署名の世論で包囲すれば、9条改悪の狙いを打ち砕ける」と訴えました。

 市民と野党の共闘の推進のため、昨年の総選挙で候補者を降ろすなど共産党の献身的な取り組みを紹介し、「共産党が、国政でも府政でも大きく前進することが共闘を広げ、住民の声を政治に生かすことができる」と訴えました。

 大槻候補は、同市が04年以降、台風による由良川や内水の氾濫で大きな水害被害を受けていることについて、「一軒でも浸水被害を減らす対策に取り組みたい」と力を込めました。また、介護や福祉の充実、原発再稼働反対、子どもの貧困対策などの政策を示し、「弱い立場の人に寄り添い、暮らし福祉を守る府政に、全力で頑張りたい」と決意を語りました。

 中丹地区委員会の山内健委員長、同党市議団の塩見卯太郎団長が福山知事誕生、大槻勝利を訴えました。