沖縄の文化、たたかいに心寄せ つどいで福山和人弁護士が三線披露
三線(さんしん)演奏が趣味という福山和人弁護士を府知事に押し上げようと、沖縄の政治、文化に関心を寄せる人たちが7日、京都市中京区の飲食店で開催した集いで、福山弁護士は三線を持って駆けつけ、かりゆし姿で「安里屋ユンタ」「平和の琉歌」を披露しました。
「安里屋ユンタ」は沖縄県の八重山諸島に伝わる古謡。琉球王国時代に、人頭税の取り立ての厳しかった八重山の娘が役人からの求婚をはねつけたことを歌詞にしており、沖縄では反骨精神の象徴として歌われてきました。「平和の琉歌」は、米軍による少女暴行事件で県内が怒りに震えた1995年の翌年、人気ロックバンド「サザンオールスターズ」が沖縄県宜野湾市の浜辺で開催したライブのために作った曲。「人として生きるのを何故に拒むの?隣り合わせの軍人さんよ」などと訴える内容です。
福山さんは、自由法曹団常任幹事、同京都支部事務局長だった2008年3月、沖縄で開催の同団常任幹事会に出席。前月に沖縄北谷町で起きた米軍による少女暴行事件の現場を調査し、名護市辺野古で米軍基地建設反対運動を続けている人々を激励。沖縄音楽に触れ、帰宅後すぐに三線を購入し、練習を始めました。
つどいには、医療関係者、保育関係者、法曹関係者、沖縄県人会の元会員など、会場いっぱいの約30人が参加しました。