日本共産党の倉林明子参院議員と「NON STOP KYOTO」の河本真智子さんをゲストに、くらしや政治の話題をトーク形式で語る宣伝が8月24日、京都市中京区の三条河原町で行われました。

 主催は、日本共産党京都青年学生後援会と日本民主青年同盟京都府委員会。

 安倍政権が先の国会で強行した「働き方改革」一括法について、河本さんは、「自由に働ける良い改革と思っている人も多いのでは」と倉林議員に法改悪の解説を求めました。

 倉林議員は、労働者を保護する時間規制をなくして、企業にとって自由に働かせられる規制緩和が行われ、「働かせ放題に道を開く改悪だ」と説明。法案の強行成立の一方、野党の一致した追及で根拠となるデータの不正を見つけ、安倍政権が目玉としていた裁量労働制の対象拡大について削除させた成果も紹介しました。

 安倍改憲の動向に話題が及び、河本さんは、性的少数者に「生産性がない」とする自民党の杉田水脈衆院議員の発言に、基本的人権に対する認識が欠落していると指摘。公文書の改ざん問題や国会運営でも民主主義の体をなしていない安倍政権を批判しました。

 「安倍政権の暴走ぶりはひどい」と応じた倉林議員。野党が安倍改憲ノーで一致し、原発ゼロ基本法案を含め20本の法案の共同提出に至った共闘の質的変化にも触れ、「国政を正すには、諦めないこと、野党の結束と市民世論の力が決め手になる」と強調しました。

 宣伝参加者らは、9条改憲に関するシール投票アンケート、憲法9条を変えさせない「3000万人署名」を呼びかけました。

(写真=情勢と政治の展望を語る倉林議員

(「週刊京都民報」9月2日付より)