日本共産党舞鶴地区委員会は9月9日、同党の田村智子副委員長・参院議員を迎えた演説会を舞鶴市内で開き、180人が参加しました。田村副委員長は、日本共産党の躍進で市民と野党の共同を進め、「自民党政治に代わる新しい日本の政治を切り開こう」と呼びかけました。

■井上参院議員「平和、命を大切にする政治に転換」

 田村副委員長は、倉林明子参院議員の国会質問を力に、消費税滞納による差し押さえ猶予が全国10万人に達したことを報告し、「来年の参院選で定数2を勝ち抜き、宝の議席を守ろう」と必勝を訴えました。

 11月11日告示・同18日投票で行われる舞鶴市議選(定数26、2減)について、9条改憲など戦争する国づくりから自衛隊員の命を守ることや、原発再稼働問題など国の悪政が真正面から問われており、「安倍政権を本気で倒す勢いでこそ勝利につながる」と訴えました。

 うそやごまかしの安倍政権が倒れない「もやもや」感について、共産党躍進が政治を変える「一番の近道」だと強調。それは、同党が市民と野党の共闘に最も真剣に努力するとともに、「財界、アメリカいいなり」の自民党政治に変わる新しい道を掲げているからだと説明し、「市議選、府議選、参院選に勝利し、自民党政治に代わる新しい政治を切り開こう」と呼びかけました。

 また、沖縄知事選では立憲民主党や国民民主党も玉城候補を応援していることを強調し、「オール沖縄で勝利を勝ち取りたい」と必勝を誓いました。

 井上哲士参院議員は、核兵器禁止条約に背を向け、過労死を促進する「働き方改悪」を強行する安倍政権を批判し、「平和、国民の命を何より大切にする政治に転換しよう」と呼びかけました。

■市議選4候補、後野府議候補が決意表明

 市議選の4人の予定候補者が決意表明。新人の小西洋一候補は、「小学校教諭として教え子を2度と戦場に送らないと誓ってきた。平和を守れの願いを託してほしい」と訴えました。

 石束悦子候補は、「医療体制充実、中学校給食の実現などに全力をあげる」と訴え。小杉悦子候補は、現市政のもと3年連続で国保料引き上げられたことを示し、「この4年は値上げを許さなかった。社会福祉の充実へ頑張る」と決意。伊田悦子候補は、府北部で最も遅れた子どもの医療費無料化について、「北部ワースト1から脱するために奮闘する」と述べました。

 来年4月の府議選に挑戦する後野和史市議は、「9条改憲で、ともに暮らす自衛隊員が戦地に送られる。自衛隊員の命を全力で守る」と強調。また、府の河川整備予算が年々減らされるもと、7月豪雨では内水氾濫による浸水被害が発生したと指摘。「現職府議2氏はその予算削減に賛成してきた。はっきりものいい、働く共産党の議席を」と語りました。

 安定ヨウ素剤の事前配布などを求める「子どもの未来を考える舞鶴ママの会」の木船郁子さんが連帯あいさつを行いました。