国会論戦を街なかに「国会パブリックビューイング」 入管法改定案・共産、立民の質疑
国会審議を可視化する街頭上映会「国会パブリックビューイング」の取り組みとして、「働き方改革」に続き、今臨時国会で審議入りが狙われる、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改定案についての緊急街頭上映を行っています。
11月14日は、京都市北区の北野白梅町で、市民グループ「京都で国会パブリックビューイング」と立命館大学の学生や教授らでつくる「衣笠PV研究所」が共催。入管法改定と現状の技能実習制度の問題を取り上げた、新宿西口での解説付き上映(13日)の映像を紹介しました。
同映像は、衆参両院予算委員会での長妻昭(立憲民主)、小池晃(日本共産党)議員らの質疑の一部と、法政大学の上西充子教授(国会パブリックビューイング代表)や弁護士の解説付きです。
白梅町では、ダンボールのテーブル上にパソコンを設置し、電飾した「街かど上映中」のプラスターを掲示。新聞やSNS(ツイッター)で知ったという人が人垣を作って鑑賞し、帰宅途中の労働者や学生らが注目しました。
仕事帰りの男性(75)は、「外国人労働者の働かされ方はひどい。見切り発車で法改定はいかん。安倍政権は困ったもんやな」とあきれ顔で見つめていました。
主催した大学生の鳥山柚樹さん(2回生)は、「学生のなかにある、政治の話題をタブー視する空気を変えたい。政治を考えるきっかけになれば」と話しています。
「京都で国会パブリックビューイング」のツイッターアカウント@Kyoto_KPV
(写真=入管法改定の問題で「国会パブリックビューイング」を見る人々)
(「週刊京都民報」11月25日付より)