独立行政法人移行に伴う、国立病院職員の不利益・雇い止めの是正裁判の報告決起集会(主催・同支える会)が1月30日、京都市中京区のハートピア京都で行われ、支援者ら63人が参加。東京高裁控訴審での勝利を目指して、署名活動の強化など決意を固め合いました。 同裁判は全国で28人が提訴し、京都からは田村祐二さんと西川英治さんの2人が原告に加わっています。昨年12月の東京地裁判決では、賃下げや首切りを独法化で「合理的」と判断するなど原告の主張、請求を全面棄却する不当判決でした。9日に東京高裁に控訴しています。
 集会で、田村さんは「不当判決と同じ日に、政府がホワイトカラーエグゼンプションを打ち出しました。労働者の未来をかけたたたかいとして頑張りぬきたい」、西川さんは「地裁判決では、唯一証人に立った患者の訴えも無視されたことが口惜しくてならない。必ず勝訴したい」とそれぞれ決意表明しました。弁護団の中村和雄弁護士が地裁判決について報告しました。支える会では、早ければ4月開始見込みの東京高裁の審理に向けて、公正な審理・判決を求める署名活動や支える会会員を増やすことなど行動提起しました。
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