山田洋次監督の足跡をたどる展示会「時代とともに 山田洋次の原風景」が1日、高島屋京都店でスタート。初日には、「武士の一分」で主役を演じた檀れいさん(京都府出身)のトークショーが開かれました。
 檀さんは、映画とはうって変わってドレス姿で登場。宝塚の舞台と違って映画ではその日のうちに台詞や演出が変わっていくことに戸惑い、「稽古と初日と千秋楽が毎日来ている感じだった」と振り返りました。
 監督が細部までこだわって撮影していった様子などを語り、「映画のどこに共感しているか」との質問に、「今の時代、人は忙しくて家を省みることもない。家族との絆もうすっぺらくなっているなかで、本来人ととして大事にしなければいけないものが何かということが映画には詰まっている。そこに共感して見ていただけるのでは」と語っていました。
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 展示会「時代とともに 山田洋次の原風景」は12日まで。