林宣雄さん

 愛光福祉会では、3つの認定こども園を運営しており、ここの理事長として長年、子どもたちの保育に携わり、牧師としても、子どもや女性、LGBTの人たちの権利を守る活動や相談に関わってきました。福祉に携わる者として、宗教家として、差別がなくなることを願ってきました。

 この点で、共産党が参院選に当たり、「個人の尊厳とジェンダー平等のために」と題した政策を出し、差別と分断のない社会をつくろうと呼びかけたことは大歓迎です。しかも、その中身は的確です。婚外子を差別し、女性だけに再婚禁止期間を設けるなど、男性中心の民法・戸籍法の差別的条項をなくすことや、ハラスメントの法による禁止、LGBTの人たちの権利保障を進めるなど、差別のない、人として大切にされる社会のために必要なものばかりです。

 共産党は、戦前から一貫して女性の権利を守り、今回の参院選での候補者の女性比率も55%と、全政党中最多です。今回の政策は、こうした党の歴史と実践に裏打ちされたものでもあります。

 全ての人の人権尊重へ、国会内外で努力してきた共産党の躍進と京都選挙区での倉林さんの再選を切望します。(木津川市)