コンシューマーズ京都は13日、全国消費者団体連絡会が1月にBSEが総合的にわかるパンフレット「教えて!BSE(牛海綿状脳症)」を作成したことを機に、「食品の安全を考えるセミナー/BSE発生から5年、今あらためてBSEをふりかえる」を京都市中京区のハートピア京都で開きました。
 BSE感染牛は国内で01年に発生して以降今年2月までに32頭が確認されています。BSE検査や危険部位の除去などの安全対策が講じられてきましたが、BSEの科学的な解明はされておらず、関心を持ってもらおうと開いたものです。 
 全国消団連の神田敏子事務局長が、パンフレットの内容に沿って、BSEがそもそもどんな病気か、人への感染の可能性や日本での対策などについて説明しました。
 続いて、「科学史から見たBSE」と題して、神里達博氏(JST社会技術研究開発センター研究統括補佐)が講演。18世紀ごろから始まった科学者たちの研究の歴史を紹介し、BSEは社会問題であり、いまだに研究途上にある科学だと話しました。
 パンフレット「教えて!BSE」希望の方は、コンシューマーズ京都TEL075・251・1001、FAX251・1003まで。
 メール syodanren@mc2.seikyou.ne.jp