photo by フジタナオキ

 京都の老舗クラブ「CLUB METRO(クラブメトロ)」を支援するためのアルバム『Save The Metro Compilations』に曲を提供した京都のバンドSOFTのドラマー、PON2/SOFTにインタビュー。METROへの感謝、曲に込めた思いなどを紹介します。

 METROは沢山のライブを行なって来た場というだけでなく、昔から重要な遊び場でもあります。夜通し遊べるMETROは、演奏者としても夜遅くに大きな音が出せる箱としてありがたかったのです。

 若かりし頃のバンドマンはクラブ初心者として、DJがかける音楽で観客が踊って一体となる楽しさを教えてもらい、数々の体験をさせてもらいました。国内外のアーティストを問わず、数えきれない素晴らしい音楽と、沢山の仲間に出会うことが出来ました。

 今回の呼びかけ人Sinkichiは、元メンバーでもあり、真っ先に声をかけてもらい、アルバム制作に協力させてもらいました。

 新型コロナでイベント自粛が言われだした3月上旬。METRO もキャンセルが増え厳しい雰囲気が漂い出した頃、迷いながらもライブをやりました。今回はその時に演奏した新曲をアルバムに入れました。

 録音物のストックも無く、普段ならみんなでスタジオに集まって録音をするところですが、この時のライブの気持ちが、コロナが早く収まってほしいという祈りを込めたものでもあり、趣旨にぴったりくる曲だと思いました。 音楽を必要としている人はたくさんいます。外出自粛で心がふさぎがちになるときに、みんなを勇気づけるのも音楽の役割じゃないかと思っています。

『Save The Metro Compilations』Band campで販売しています。https://metrokyoto.bandcamp.com/album/save-the-metro-compilations