次期衆院選 京都・小選挙区候補に2区・地坂氏、4区・吉田氏、5区・山内氏を発表/「戦後最悪の安倍政権を一刻も早く終わらせる」共産党京都府委員会が発表
「1区・穀田氏を野党統一候補に」「野党間の選挙協力」京都段階でも協議呼びかけ
日本共産党京都府委員会は6月18日、次期衆院選小選挙区候補として、すでに決定している穀田恵二党国会対策委員長・衆院議員(73)=京都1区=に加えて、地坂拓晃(47)=同2区=、吉田幸一(46)=同4区=、山内健(52)=同5区=の3氏を発表し、京都市中京区の同事務所で記者会見しました。
会見で渡辺委員長は、コロナ危機のもとで、「自民党政権が進めてきた新自由主義、医療と社会保障切り捨て、労働改悪や対米追随を続けてきた安倍政治の転換が切実に求められている」と強調。「政治の現状を変えることができるかどうかは、『市民と野党の共闘』と日本共産党の躍進にかかっている」と述べ、「党京都府委員会として、他の野党のみなさんに1区では穀田議員を野党統一候補とすることを強く求める」と表明。穀田議員が、この間の野党共闘で重要な役割を担ってきた実績を語ったうえで、選挙協力ついて「それぞれの党の本部間の協議と合意とともに、京都段階でも話し合いを進めるべく、協議開始をよびかける」と述べました。3区、6区の候補者については「検討中」としました。
次期総選挙での京都府党の目標は、比例30万票・25%以上実現、衆院近畿ブロック現有2議席から4議席への回復、小選挙区でも日本共産党議席を獲得することとし、「野党統一候補の当選のためにも誠実に力を尽くしていきたい。選挙戦で、野党の共通政策とともに、党の独自政策を大いに訴えてたたかいます」と述べました。
発表された候補者を代表して穀田氏があいさつ。コロナ禍のもとで、野党共闘が進み、国民への補償などを求める補正予算の組み換え提案など共同が進展してきたことを解説し、「野党が共同して政治を変えることが重要。改めて『日本の夜明けは京都から』と掲げて、全力で頑張りたい」と決意を述べました。
【3候補の略歴】
▽京都2区
ちさか・たくあき(47)=新= 京都精華大卒。民青同盟京都府委員長。党東地区委員長を歴任。現在、党准中央委員、党府常任委員(青年・学生部長)2017年衆院選(同2区)に立候補。
▽京都4区
よしだ・こういち(46)=新= 立命館大卒。京都府学生自治会連合書記長など歴任。現在、党府委員、党西地区副委員長。09、12、14、17年の衆院選(同4区)に立候補。
▽京都5区
やまうち・けん(52)=新= 同志社大卒。党舞鶴地区委員長など歴任。現在、党府委員、党中丹地区委員長。14、17年の衆院選(同5区)、11、15年府議選、15年舞鶴市長選に立候補。