改悪教育基本法の具体化許さない 京都教職員組合定期大会
京都教職員組合(藤本雅英委員長)は3日、第69回定期大会を開き、教育基本法改悪阻止のたたかいで広げてきた教育を語り合う共同の発展を生かし、改悪教育基本法の具体化を許さず、子ども、父母共同のみんなの手による学校づくりをめざす運動方針を採択しました。
藤本委員長はあいさつで、自民・公明両党により教育基本法改悪が強行されたが、改悪を許さない国民的運動も広がったと指摘し、子どもと教育を守る府民・国民的な共同を断ち切ることはできないと強調。憲法、子どもと教育、暮らしを守る運動でも政治の転換が解決の道であり、2大選挙は政治転換の絶好の機会だとのべました。
討論では、教育基本法改悪反対の運動を職場の「9条の会」の取り組みに引き継いで、憲法を守り生かす運動を広げている経験や教育要求の実現にむけた父母との共同の広がり、青年教員を中心に学びと交流の場づくりが各地で活発に行われていることなどが発言されました。
大会宣言を採択し、京教組結成60周年の今年、憲法の改悪阻止、民主教育の発展をめざす運動を確認しました。
選出された新役員は次の通りです(敬称略)。
▽委員長=藤本雅英、▽副委員長=寺内久、松橋秀男、▽書記長=梶川憲(いずれも再)。