京都市・敬老乗車証 改悪方針撤回を 「連絡会」が宣伝、署名提出/行財政審で見直し対象に、「結論ありき」「政策的価値語るべき」
京都市の敬老乗車証制度をめぐり、市は6月に発足させた「持続可能な行財政審議会」で、同制度を「見直し」の対象に挙げて制度改悪へ躍起となっているもと、改悪阻止を目指す「敬老乗車証守ろう!連絡会」は8月27日、市役所前で宣伝・集会を行うとともに、改悪方針撤回を求める1720人分の署名を市に提出しました。今回の提出署名で、署名数は合計4万6559人分になりました。
市は2013年、応能負担から応益負担への制度改悪方針を発表しましたが、市民の粘り強い運動と世論で7年間、改悪実施は阻止されてきました。こうしたもと、市は同審議会で、制度実施に必要な予算額を挙げ、「見直し」に向けた議論へ委員を誘導。委員からも「なぜまだ(見直し)ができていなのか」などの意見が出される(8月17日の2回目会合)事態となっています。
署名提出後に行われた同会と市との懇談で、参加者は「審議会は結論ありきではないのか」「財政論だけでなく、制度の政策的価値を保健福祉局は訴えてほしい」などと発言し、制度維持を訴えました。