人間に対する見方も歪めた新自由主義路線

 日本共産党京都年金者組合内後援会は9月2日、同党の大門実紀史参院議員を講師に招いた学習決起集会を京都市内で開き、来たる総選挙で、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざして話し合いました。

 あいさつで山本和夫会長は、安倍首相の辞任は、われわれの世論が追い詰めた結果だとし、「運動に確信を持ち、学習し行動に移そう」と呼びかけました。

 大門議員は、「政治と経済の変革をめざして」と題して講演。「桜を見る会」の問題や、コロナ対応への失策など、安倍首相を辞任に追い込んだ情勢と総選挙に臨む構えについて述べ、「自公政権に対する野党共闘の流れはできている。野党が勝てば『政治は変わる』という希望の持てる政権構想を示すことが需要」と強調しました。

 日本経済の問題点では、大企業のもうけを最優先し、自己責任論で社会保障を切り捨てる新自由主義路線の転換の重要性にふれ、「新自由主義は経済だけでなく、人間に対する見方を歪める」とその害悪を指摘。政治の根本を変え、年金制度の問題を打開しようと激励しました。 

 質疑応答の後、地域の活動を交流。府後援会の北山忠生事務局長が、京都の得票目標30万票に見合う後援会員増をめざす上で、当面20万人の後援会員づくりをめざそうと呼びかけました。