京都総評青年部は13日、「げんなり!最賃伝説~第4章」の第1回実行委員会を行い、39年ぶりに最賃法改正が国会審議される中、最賃体験の意義を確認し、最低でも時給1000円以上の最賃実現を目指そうと話し合いました。
 京都総評青年部は04年から、府の最賃で1カ月間生活する「げんなり!最賃伝説」に取り組み、〝最賃体験〟を通じて低すぎる実態を明らかにし、毎回の体験後には京都労働局に最賃引き上げを要請。毎年最賃の引き上げを勝ち取ってきました。 実行委では、「指定管理者制度で委託されて働く人の時給が700円ぐらい」(市職労)、「非常勤が増えているが、低賃金・重労働で辞める人が多い。人材確保が課題になっている」(福祉保育労)などの現状や、「このまま低所得の非正規雇用が増えたら、家を建てる人が減って、職を失う」(京建労)という危機感も語られました。6月の1カ月間、最賃生活体験を行うことをはじめ、事前学習の重視、実際に最賃水準で生活している仲間の話を聞くことや最賃法改正問題など街頭宣伝に力を入れることなどを決めました。
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 次回実行委員会は4月13日午後7時半から、京都総評別室で行われます。問い合わせ先は、京都総評青年部TEL075・801・2308(奥西・永井)、snaga@labor.or.jp