コロナ禍で困窮する学生や青年らに食料や日用品を提供する「食料支援・相談会」が4月18日、福知山市や京都市内など5カ所で行われ、計647人が参加しました。

 上京区では、3回目となる民青同盟北地区委員会と同志社大学民青班が主催する「食プロ」に学生や労働者、外国人、親子連れら141人が訪れました。スタッフとして、学生や青年の計24人が企画・運営から関わり、地域住民の20人のサポートも受けました。北・上京区の4大学から10人がスタッフとして参加、うち6人が初参加でした。

 午前11時から始まった「食プロ」は米やレトルト食品、果物などの食材は午後2時にはほぼなくなりました。生理用品も置かれ、約60人が持ち帰りました。生理用品が高くて買えないとして、早く閉経したいという23歳の女性もいました。

 沖縄出身の饒平名(よへな)アリスさん(20)は3回目の参加。「友達にも知らせています。米が高くて買えないので助かってます。企画している人たちも同じ学生と聞き、もっと知りたい」と話していました。

 初めてボランティアで参加した社会福祉を学ぶ女子学生(19)は「いろんな人に出会えました。支援が必要な人たちが多いことが分かり、大事な活動だと思いました」と言います。大学門前でボランティアを呼びかけるチラシを見て、参加した男子学生(19)は「こんなに困っている人がいることにびっくりした。コロナに関係なく継続的な支援が必要だと思う」と次回も参加を予定しています。