知事は老朽原発の再稼働に反対を きたかみゼロネット、北上地区労が府に申し入れ「原子炉もろくなり事故の恐れ」「実効性ある住民避難計画ない」
原発ゼロに取り組む京都市北区・上京区の住民らが6月22日、西脇隆俊府知事に対し、老朽原発の再稼働に反対するよう求めて申し入れました。申し入れたのは、「きたかみ原発ゼロネット」と北・上京地区労働組合協議会。
老朽原発の再稼働をめぐっては、関西電力美浜原発(福井県美浜町)3号機と同高浜原発(同県高浜町)1,2号機について、福井県知事が再稼働への同意を表明し、西脇知事も4月に国や関西電力へ再稼働を容認する申し入れを行っています。関西電力は23日、40年超の原発としては全国初となる、美浜3号機の再稼働を行っています。
申し入れでは、老朽原発では金属疲労や熱疲労などにより、原子炉がもろくなり、事故が相次いでいると指摘。また、実効性のある事故時の住民避難計画が確立されていないことや、安定ヨウ素剤の確保・対象住民への事前配布が行われていないなどとし、「危険な老朽原発の再稼働にはきっぱりと反対すべき」と求めています。
参加したメンバーらは、原発事故の懸念や避難計画の問題点などをあげ、「知事として再稼働に反対してほしい」と要求しました。