米艦入港を認めるな 市民団体、労組が申し入れ
米海軍イージス艦の舞鶴寄港について、安保破棄京都実行委員会など12団体が18日、京都府庁において山田啓二知事に対し、米艦入港反対の態度を明らかにするとともに、府民の安全を守るうえで舞鶴港湾の管理責任を果たすよう申し入れを行いました。
申し入れ内容は、「無法なイラク侵攻と軍事占領に対して、世界中で批判の声が集中している米軍の艦船入港であり、舞鶴港を最前線の軍港として位置づけ常態化するねらいがある」と指摘。「米艦入港は断じて認めることが出来ない」として「知事が米艦入港反対の態度を表明するよう強く要請する」としています。
対応した今井真二危機管理室長らは、「要請は重く受けとめ、知事に伝える」と述べましたが、「入港届けの提出は求めるが、日米地位協定による事前通告が行われている以上、府として入港を拒否することは出来ない」と答えました。
申し入れたのは、安保破棄実行委員会のほか、府職員労働組合、京都教職員組合、府立高等学校教職員組合、京都市教職員組合、年金者組合、子どもを守る会、母親連絡会、平和委員会、原水爆禁止協議会、被爆者懇談会、核も基地もない沖縄をめざす京都の会です。