京都市が市民サービス切り捨ての「行財政改革計画」の中で、保育料の値上げを検討するなか、京都市保育園保護者会連合協議会(市保連)はこのほど、保育園利用者などを対象に、保育料の実態アンケートを実施しています。同会は、「保育料が高すぎて、保育園に通えない事態が生まれようとしている。保育料の実態を市に伝えたい」としています。

 調査の対象者は、京都市内在住で、子どもが保育園利用者か、今後の利用を検討している保護者です。調査は31日までの予定。

 質問では、「現在より保育料が1万円値上るとどのような対応をするか」など保育料への考えや、保育園のあり方などを問うものになっています。

 市保連の田中智子会長は、現在寄せられている回答の中で、パートや低賃金の保護者が増える中、「保育料が上がると、保育園を辞めないと生活できない」との切実な声が寄せられているとし、「市の行財政改革によって、保護者にどんな負担が起こるのか調査し、市に実態を知らせたい。多くの人にアンケートに答えてほしい」と話しています。

 市保連ホームページに掲載されているGoogleフォームから回答できます。

 連絡先・問い合わせは✉info@shihoren.net(市保連)。