府立植物園開発「深く憂慮」「見直し強く求める」 スウェーデン・イエーテボリ植物園園長がメッセージ「生物多様性の世界的な宝物」
府立植物園の開発などを盛り込んだ「北山エリア整備基本計画」をめぐり、このほどスウェーデンの植物園園長から開発見直しを求めるメッセージが寄せられました。
「京都府立植物園整備計画の見直しを求める会」などが、海外の多数の植物園に対し、同計画を見直すよう西脇府知事あてにメッセージを出すことを依頼したもの。
スウェーデンのイエーテボリ植物園のマッツ・ハブストローム園長は、「北山エリアと、生物多様性の世界的な宝物の一つである京都府立植物園についての計画を知り、深く憂慮しています」とし、府立植物園に存在するような植物を将来にわたって保護し、育成していくことは、さらに重要になると指摘。「私は北山エリア開発の計画を進める全ての方々に、京都府立植物園が将来の世代のために大切な作業を続けていけるように、この様な開発は見直すように強く求めます」と述べています。