憲法生かす政治こそ-日本共産党京都府委員会は1月7日、京都市中京区の烏丸御池交差点で街頭宣伝し、「9条改憲NO!全国市民アクション」が呼びかけた「憲法改悪を許さない全国署名」への協力を呼びかけました。同党の地坂拓晃書記長、成宮真理子府議、山本陽子京都市議が訴え、加藤あい京都市議団長が司会を務めました。

 山本氏は、総選挙直後から、自民党などが改憲や「敵基地攻撃」能力の検討を言い始めたと批判。平和憲法を生かした外交こそ必要だとして「日本の最大の〝武器〟は憲法9条」と強調。成宮氏は府内での自衛隊基地の増強、米軍のオスプレイが府内上空を飛ぶ様子が頻繁に目撃されていることを指摘し、「日米軍事一体化が進む中、国言いなりでなく、憲法を守り、生かす知事の実現を」と訴えました。

 地坂氏は、戦前から命をかけて反戦平和を貫いてきた党が今年創立100周年を迎えると述べ、「憲法9条に自衛隊を書き込み、アメリカと一体の戦争に突き進むことは許さない。7月の参院選では京都から、たけやまさいこ候補を送り出し、共産党を伸ばしてほしい」と力を込めました。

 署名に応じた会社員の男性(23)は、「祖父が長崎で被爆した。悲惨な戦争は二度としないため、9条改憲には反対です」と言います。自転車を止めて署名した70代の男性は「アメリカに堂々とものが言えるのは共産党だけ。もっと大きくなって」と語りました。