【与謝野町議選】住民の願い実現、町政チェック「共産党の役割大きい」 高岡、永島、野村3候補が奮闘/4月5日告示・10日投票
与謝野町議選(定数16)が4月5日告示、同10日投票で行われます。日本共産党は、高岡のぶあき(63)、永島ひろみ(67)=以上、現=、野村しょうはち(69)=元=の3議席確保を目指しています。同党町議団は、町民の声を無視する現町政と対決するとともに、コロナ対策などの住民要求を実現。「町民の願いが実現する町政をつくろう」と奮闘しています。
同町は2018年、野田川地域の公共施設(体育館、図書館など)統廃合計画を打ち出しました。これに対し、約8500人分の反対署名が集まるなど、運動が広がりました。同町設置の検討委員会は昨年4月、計画を「白紙」に戻すよう求める報告書を町長に提出。現在、計画は白紙化されています。
同町議団は、施設存続を求める請願の紹介議員となり、「住民合意が大原則」と7回の議会質問で町長の姿勢をただしました。
検討委員会委員を務めた70代男性は、「委員会報告書で議会のチェック機能が不十分という指摘もあっただけに、町政を追及してきた共産党の意義は大きい」と語ります。
また、町民の暮らしを守る立場から「無駄使い」など町政運営をチェック。今期4年で14件の議案・予算案の修正削除案に関わりました。シルクによる地域振興をうたう「シルクプロジェクト」に対し、不採算などの問題を指摘し、21年度予算案から削除(300万円)。舞鶴・宮津市と共同で民間1社に水道窓口業務などを委託する計画(18年9月議会)では、関連議案を削除した修正案を提案し、可決されました。国保料値上げを含む今年度予算には同町議団のみが反対しました。
19年には、同町の民設民営の学校給食センターの新設方針に対し、議員団は、議会論戦で公設かつ町方針と別の候補地のほうが、建設費を抑えられることを明らかにしました。
米価下落で独自支援、PCR検査キット購入補助、灯油購入補助
コロナ対策では、支援策や検査体制の拡充を一貫して要求。21年産米の米価下落の独自支援策、福祉施設でのPCR検査キット購入補助(21年度)、住宅改修助成制度の復活(1年間)などを実現。また、統廃合された保健所の機能復活を訴えてきました。
昨年末の原油高騰に対し、住民税非課税世帯などの灯油購入補助も実現。渋谷重昭さん(65)は、「本当に助かっている。弱い立場の者の暮らしを良くするため、また頑張ってほしい」と語ります。
「スケボーパークを」500人分の署名受け止め論戦
「町にスケートボードができる場所がほしい」。町内の中学生から40代の住民が約500人分の署名を21年10月、町長に署名を提出しました。同党町議団は直後の9月定例会で、署名に託された思いを受け止めスケートボード場の整備を要求。同町理事者側は検討する意向を示しました。
署名に取り組んだ40代男性は、「議会という公の場で、要望してくれてありがたかった。協力も得ながら何とか実現したい」と話していました。