「事故起きてからでは遅い」「通学の安全考えて」 京田辺市・田辺中学保護者有志が市教委と懇談
京田辺市の保護者有志でつくる「通学の安全を考える有志の会」(細越幸・代表)は3月23日、通学に使用する「電動アシスト自転車」の購入に補助金支給を市に求めている問題で、教育委員会担当者と懇談しました。
京田辺市立田辺中学校区で、自転車通学区域の生徒数増加に伴い、通学ルートに利用している府道の走行が危ないとの声があがっており、保護者らが2641人分の要望署名を京田辺市長と同市教育長に提出(2月2日)していました。
同会は、スクールバス導入や通学時間帯の交通規制などもできないことから、勾配がきついものの府道より幅員の広い、別の通学ルートを生徒に選択してもらうことを目的に、アシスト自転車への一部補助金支給を提案しています。
懇談では保護者らが、要望内容の検討について尋ねましたが、担当者は、「すぐ何か(対策する)というのは難しい」と回答しました。
保護者らは、「朝の通学時間帯の30分だけでも片側通行にするなど車の規制はできないのか」「車が集団登校の列に突っ込む事故もなくならない。大事故が起きてから対策するのでは遅い」「アシスト自転車への補助ができないなら別の対策など、何か行動を起こしてほしい」などと述べました。