伏見地区労・伏見ふれあいユニオンは31日に伏見呉竹文化センターで「春期学習会」を開催しました。昨年までは地区労加盟単組の役員だけの十数人だけの学習会でしたが、今年はデッカイ企画に衣替えし、「労働組合って何?」「もっと魅力ある学習を」と企画。会場いっぱいの130人が参加し明るく元気がでる学習会になりました。
 オープニングではピンクの鉢巻きをしめた伏見年金者組合女性部のみなさんの「伏見年金音頭」も披露されました。開会挨拶で飯田昌深議長は「改憲勢力がいくら仕掛けても地域から跳ね返す一人一人の結束が大事。また、労組組織率低下や役員のなり手がない、企画しても集まらないなどの嘆きやグチを、今日の学習会で払拭し明日にむかって元気をだそう」と呼びかけました。
 夢工房の木藤ナオユキさんによる憲法の大切さをウイットとジョークを交えての漫談「地球のすみずみに憲法の花を」は会場を笑いに包みました。特に9条が改悪されてどうなるんか? では、軍需産業、運送業、医療関係、労働や平和運動への弾圧やマスコミ改変などの身近で切実な事例の話は説得力のあるものでした。
 全労連議長の坂内三夫(写真)さんは「21世紀の新しい労働組合運動の前進に向けて」と題して、労働組合運動は夢とロマン、明るく楽しく活動する三つの提言などわかりやすく話されました。「夢とロマンは単なる願望ではない。夢と希望と目標、行動、実績、反省、進歩そして夢があり、努力して追求し、他の団体の取り組みから大いに学ぶ姿勢が大事。そして何よりもプラス思考をいつももつこと。先日3500人が燃えた東京青年集会や地元の京建労伏見・醍醐支部や伏見ふれあいユニオンなどの仲間づくりの経験などはこれからの労働運動の方向性を示している」となどと話され、明日への元気になる講演でした。(仲野良典)