ジェンダー平等実現へ学生がアイデア「だれもが生きやすい社会に」 京都女子大で国際女性デーイベント
京都女子大学(竹安栄子学長)=京都市東山区=で2月25日、国際女性デーのイベント「HAPPY WOMAN festaKyoto2023」(同実行委員会主催)が開催されました。昨年に続く2回目で、トークショーのほか、学生らが国連のSDGs(持続可能な開発目標)の達成やジェンダー平等の社会実現に向けての課題を考え、解決策を模索しました。
学生の発表は「社会課題解決につながるプロジェクト」と称するプログラム。学生20人が3チームに分かれて、▽ジェンダー平等の実現(SDGsの5番)▽食品ロス(同12番)▽住み続けられるまちづくり(同11番)—に関して、それぞれ報告しました。
ジェンダーに対する社会の意識を変える提案をしたチームは、多様な性への無理解や“らしさ”の押しつけの背景に、性教育をタブー視する日本の風潮があると指摘。同性婚の法制化やLGBTQ理解増進法の立法の遅れに対して、多様な性の理解を推進するアイデアを紹介し、だれもが生きやすい社会をめざそうと呼びかけました。
まちづくりでは、東山区の商店街を学生とともに活性化させる「第2の家族に出会える商店街」の構想を提案し、「年代を問わず地域の人が憩う商店街にしたい」と発表しました。 開会にあたって、HAPPY WOMAN株式会社の小川孔一代表と京都女子大学の竹安学長があいさつしました。