“改憲、悪政止めるのは共産党” 初めての選挙ボランティアで奮闘 長岡京市・30代女性「もう黙ってられない」
4月9日投票を迎える統一地方選で「日本共産党に頑張ってほしい」と、初めて選挙活動にボランティア参加し、街頭でのビラ配布などで奮闘している女性(39)=長岡京市=がいます。
安倍政権を継承する岸田政権が、大軍拡に憲法「改正」、「緊急事態条項」を設ける議論を進めようとしていることに危機感を抱き、「もう黙っていられない」との思いからです。
憲法問題をめぐって今の政治の危うさに気づいたきっかけは、昨年の安倍元首相銃撃事件後の「国葬」問題。インターネットで知りたい情報を探すなかで、国民主権や内心の自由の侵害など、憲法違反だと思い至りました。そして、自民党の憲法改正草案の内容に恐ろしさを感じました。
しかし、大手メディアの政権批判報道は乏しく、放送法の解釈変更を巡る官邸の介入問題でも、まともな追及がないことに、危機意識が加わりました。
実は、「選挙の投票は久しぶり」と言います。これまで、政治に興味がなく、身近に感じる機会もありませんでした。その体験もあって、「政治や選挙に関心を寄せていない人に今の政治の危険な内容を知らせたい」とツイッターで情報発信を始めました。
2015年に広がった安保法制=戦争法の反対運動を知ったのも、この半年の間。京都の抗議行動を「京都民報web」の記事で見つけ、高校生主催のデモで高校生が発した「武器は持たすな 希望を持たせろ」のコールが胸に響いた、と言います。
市民の声を報じる新聞への信頼と、統一協会=勝共連合と長年、対峙してきた日本共産党の歴史にふれて、「自民党の悪政を止めるのは、共産党しかない」と期待を寄せています。