「戦争への道突っ走る自民・公明、煽る維新に審判を」 共産党・市田副委員長、北区・西京区で訴え
大激戦となっている府議選・京都市議選(9日投票)で、日本共産党の市田忠義副委員長が4月5日、京都市内2カ所の個人演説会で訴え、「戦争への道へ突っ走る自民公明両党とそれを上回る大軍拡推進の維新に、京都から審判を下そう。日本共産党の勝利・躍進を」と呼びかけました。
市田氏は、西京区の成宮まり子府議候補、河合ようこ市議候補(ともに現職)、北区では浜田よしゆき府議候補、井坂博文市議候補(同)の応援に駆け付けました。
西京区の演説会では、共産党府議団・市議団が市民の粘り強い運動と共同し、住民要求を実現させてきたと強調。府と京都市で、子どもの医療費助成が今秋から小学校卒業まで拡充することや京都市で全員制中学校給食実現に向けての調査費が計上されたことを紹介しました。
一方、他党は中学校給食をめぐる請願を11年間で16回、不採択にするなど、自民、公明、維新などが住民要求実現を妨害してきたことを告発。どの党が住民のために働くのかは鮮明になっていると述べ、「成宮、河合両候補をそろって再び議会に押しあげてほしい」と力を込めました。
また、市田氏は、岸田政権が「『専守防衛に徹する』などのうそをついて、5年間で43兆円の大軍拡を推進し、他国に脅威を与えようとしている」と指摘。自民・公明の大軍拡路線とともに、維新の会が「核共有」論まで持ち出し、軍拡をあおっていることを厳しく批判しました。
その上で、「いまやるべきことは戦争準備ではない。憲法9条に基づく外交の力で、平和を守っていくことだ」と力説。日本共産党が3月30日に岸田首相に手渡した提言「日中両国関係の前向きの打開のために」について解説しました。
提言では、日中両政府が2008年の日中首脳会談で「双方は、互いに協力のパートナー」と合意したことなどを上げ、平和・友好のために具体的に提案していることを紹介。「平和のための対案を持ち、結党以来100年間、平和のために頑張ってきた日本共産党を必ず押し上げてほしい」と訴えました。
河合候補は、市が昨年から実施した民間保育園補助金カットで給与引き下げなどの深刻な影響が出ていることを議会で繰り返し取り上げ、元に戻すよう求めてきたことを報告。「20年間保育士として働いてきた者として、こんな冷たい市政とそれに追随してきた自、公、維新などに、今度の選挙で負ける訳にはいかない」と訴えました。
成宮候補は、府議会で“初の子育てママ議員”となり、子どもの命、暮らし、平和のため奮闘してきたと報告。議会に再び押し上げてもらい、18歳までの子どもの医療費無料化の実現や物価高騰から暮らしを守る仕事をさせてほしいと呼びかけました。