市田書記局長「共産党の前進で憲兵政治復活許すな」 演説会に1100人
日本共産党の市田忠義書記局長を迎え参院選勝利に向けた大演説会が9日、城陽文化パルク(城陽市)で開かれ1100人が参加しました。市田氏は、井上さとし参院議員はじめ、比例代表5候補と成宮まり子京都選挙区候補の勝利を訴えました。
市田氏は冒頭、「消えた年金」と自衛隊の国民監視問題について触れ、「公的年金は国が責任を持ってやるもの」、「憲兵政治の復活は許さない」と力を込めました。
参院選の争点として暮らしの問題を挙げ、政府が進める医療・介護・生活保護の切り捨てを批判し、「大企業言いなりの自公政治が作り出したゆがみだ。選挙で厳しい審判を下そう」と訴えました。
憲法問題では、改憲のねらいが、アメリカの戦争に参加できる国にすることにあるとし、「過去の侵略戦争を正しいと考える勢力『靖国派』が、改憲の中心を占め、男女同権や人権を否定する価値観を社会に押し付けようとしている」と告発しました。
また、政教一体で悪政を推進してきた公明党・創価学会や、派遣労働の自由化、母子家庭への児手当ての削減に賛成してきた民主党を批判し、「団体献金や政党助成に頼らない、確かな野党、日本共産党を伸ばしてください」と呼びかけました。
成宮候補は、自衛隊の国民監視活動を批判し、「戦前の暗黒政治復活は許さない。憲法守る議席を取り戻します」と訴え。井上候補は「日本共産党の躍進で、消費税増税NO、安心できる年金を実現しよう」と呼びかけました。