上賀茂9条の会 オリジナル缶バッジで9条アピール 写真、スケッチをデザイン「多くの人に働きかけるきっかけに」
京都市北区上賀茂学区の住民でつくる「上賀茂9条の会」はこのほど、憲法9条を守り生かすメッセージとともに、府立植物園の花をモチーフにしたスケッチ画や写真をデザインしたオリジナル缶バッジ(写真上)を作り、普及しています。
同学区は府立植物園の北に位置し、この間は月1回、植物園北側の北山通でスタンディングアピール宣伝に取り組んでいましたが、岸田政権による改憲の動きに抗して、一人でも多くの人に声をかけ、関心を広げようと缶バッジの作成を始めました。
バッジは、1個200円で、「教育子育て九条の会」が作ったパンフレット「武力でいのちと平和は守れるか?」(A5判16㌻)2冊付き。パンフは、「攻められたらどうする」ではなく、「戦争にしないためにどうする」かに力点を置き、「安保関連3文書」の問題点も加筆した改訂版です。
バッジの普及は順調で追加製作中です。事務局長の小杉美鈴さんは、「帽子やかばんに着けて、憲法9条に関心を持ち、考えてもらうきっかけ作りになれば」と話しています。
バッジを提案した瀧本正史さんは、「宣伝の取り組み以外にも多くの人に働きかける工夫が必要と思った」と言います。デザインに使用している写真は自身が撮影したもの。灯台の写真を見て小豆島の人から声がかかる反応もあったと言い、「9条について気軽に話し、会話が弾むといい」と話しています。
問い合わせは、同会☎080・6177・2094(小杉さん)。