日本共産党は「戦争国家づくり」押し返す一番の力 伏見区で共産党演説会 堀川比例候補「若者苦しめる政治のゆがみただしたい」
井上参院議員「岸田政権と悪政連合に総選挙で審判を」
来たる総選挙での躍進を目指し、日本共産党伏見地区委員会は7月17日、板橋小学校(伏見区)で演説会を開き、井上哲士参院議員が、政治を大本から変えて希望ある新しい政治を実現するため、堀川あきこ比例近畿・京都2区重複候補、西山のぶひで京都3区候補の勝利を訴えました。
井上議員は、通常国会では、大軍拡財源法や保険証を廃止するマイナンバー法改悪など悪法が次々と強行されたと指摘。その中で維新、国民の両党が自民、公明と一体に悪政を推し進める役割を果たしたと強調し、「総選挙で岸田政権と悪政連合に審判を下そう。日本共産党が伸びてこそ、本物の『改革』ができる」と訴えました。
日本の政治に必要な改革は、「米国いいなり」「財界中心」という2つのゆがみを正すことだと説明。岸田政権の大軍拡のもとには米国の要求があることを解説するとともに、今年5月のG7広島サミットでは「被爆地広島から米国いいなりに核兵器を擁護・正当化する声明を出した」と批判しました。
その上で、「今度の総選挙で、米国いいなりを正し、戦争準備でなく平和の準備を行い、核兵器廃絶の先頭にたつ新しい政治への転換を」と訴えました。
「財界中心」の弊害では、トラブル続出のマイナカードをめぐり、推進の背景に個人情報を企業利益のために利活用したい財界の思惑を指摘。同カード受注4社が、自民党に約6億円の献金を行っていたことを紹介し、「企業団体献金を1円も受け取らない日本共産党がからこそ、国民の立場で堂々とものが言える」と強調しました。その上で、同党躍進と堀川、西山両候補の勝利で、「政治の大本を変え、希望ある新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
堀川、西山両候補は、同区の絵本専門書店「絵本のこたち」の熊谷聡子さんとトーク企画を実施。熊谷さんは、「(共産党は)戦争を押し返す一番の力、候補者にはその先頭に立ってほしい」とエール。
これを受けて堀川候補は、「“国民が求めているのは戦争準備ではない”と(国会で)バシッと言いたい。平和の準備としてできることがあると提案したい」と決意を語りました。その上で、民青同盟での活動を通じて、財界の利益優先で貧困と格差を広げた新自由主義という「政治がつくった生きづらさ」に追い詰められてもがき苦しむ若者をみてきたと強調し、「財界中心というゆがみを大本から変え、一人ひとりが主人公の政治をつくりたい」と決意を述べました。
西山候補は、高すぎる学費引き下げや、子育て・暮らしの支援などを求める国民の声に政治が応えていないと強調し、「国民の声で政治を動かすため、何としても国会で働きたい」と力を込めました。