「京都市は保育園補助金カット撤回を」「子どもたちにもう一人保育士を」 保育士ら200人がパレードでアピール
全国福祉保育労働組合京都地方本部保育支部は11月26日、京都市中京区の京都市役所周辺で、民間保育園への補助金カット撤回や保育士の処遇改善などを求めてアピールパレードを行い、約200人が参加しました。参加者は下京区の河原町仏光寺交差点まで行進し、「補助金カットは撤回を」「子どもたちにもう一人保育士を」と声を上げました。
福保労保育支部の田中ともゑ執行委員長は、保育士がコロナ禍でも働き続けてきたとし、「保育は社会に必要不可欠な存在です。それなのに京都市が補助金をカットし、賃金削減などが相次ぎ、保育士が展望を持てなくなっている。みなさんといっしょに声を上げよう」と述べました。
市内の保育園長が「知識や経験のあるベテラン保育士を多く雇っている園ほど補助金カットの影響が大きく、3割の保育園が赤字になっています。それでも京都市は問題ないという姿勢をとっている。保育現場の実態を多くの人に知ってもらおう」と呼びかけました。
日本共産党の倉林明子参院議員が参加し、「カットした13億円を元に戻すとともに、もっとたくさん保育士を増やそう。保育を守ろうと訴えていこう」と述べました。