野外水槽が帰ってきた 右京区・花園教会水族館 通常入館も再開
タバコ吸い殻で魚全滅し一時撤去、支援受けリニューアル
昨年、野外に設置していた水槽の生き物が全滅する事件に遭った「花園教会水族館」(京都市右京区)で、野外水槽がリニューアルされました。1月からは、館内の一般公開(土・日、午後2時~)も通常に行っています。
同水族館は、世界の淡水魚や外来種を飼育、展示しており、子どもが一人でも来れる無料の水族館です。野外の水槽は、平日でもだれでも見ることができ、人気でしたが、昨年6月にタバコの吸い殻によるものとみられる魚の全滅を受けて撤去。支援者の激励を得て、野外水槽再設置に取り組み、そのために呼びかけた寄付は、目標額の150万円を超えて達成しました。
新設の野外水槽は、横2.4㍍、高さ2.6㍍。下からも上からも観察できる仕様です。激励や期待の声に応えて、再設置に挑戦した同教会の篠澤俊一郎牧師は、「報道などで知ってもらい、また、多くの来館があります」と話しています。
土・日の一般公開日は、午後1時半から入場整理券を配布。2時、3時、4時台の3回。1時間完全入れ替え制で入場できます(最終入館は4時半)。京都市右京区太秦安井辻ノ内町10―1。