「女性蔑視」姿勢の表れ 自民懇親会で抗議宣伝「ジェンダー平等社会実現へ自民党政治終わらせよう」 共産党・倉林副委員長、堀川候補ら
女性ダンサーらへの破廉恥行為が発覚した自民党青年局近畿ブロックの懇親会(昨年11月)に現職の京都府議らも参加し、党としての反省のないことに抗議して、日本共産党京都府委員会と同党女性後援会(=JCP♡京おんなサポーターズ)は3月30日、京都市内で宣伝し、「ジェンダー平等の政治を進めるためにも、自民党政治を終わらせよう」と呼びかけました。
宣伝では、同党ジェンダー平等委員会責任者の倉林明子副委員長・参院議員、堀川あきこ衆院近畿比例候補(京都2区重複)、成宮真理子、田中富士子両府議、蔵田共子京都市議が訴えました。
堀川候補は、懇親会での自民党議員らの振る舞いについて、女性ダンサーを性的な接待役としか見ておらず、自民党の女性蔑視の体質が無反省に受け継がれている表れだと指摘。この問題で日本共産党は、自民党京都府連に府民への説明と謝罪、議員の処分を求めて申し入れ(3月19日)ましたが、自民府連が文書の受け取りを拒否したことも紹介し、「批判の声に耳を傾けない自民党に多様性を語る資格はない」と批判しました。
そして、選択的夫婦別姓や同性婚、性犯罪に関する刑法改正など、市民運動と日本共産党の論戦で動かしている変化にふれて、「願いに逆行する自民党政治を終わらせ、ジェンダー平等を綱領に掲げる日本共産党を大きく伸ばしてほしい」と訴えました。
倉林議員は、暮らしに関わる4月からの影響として、物価上昇率を下回る年金支給額の改定問題をあげ、とりわけ女性の低年金の原因が、男女の賃金格差があることを指摘。日本共産党の求めて来た企業の男女賃金格差の公表義務化が昨年から実現したことを紹介し、「男女の賃金格差の是正、みなさんと一緒にさらにジェンダー平等を前に進めよう」と呼びかけました。
宣伝では、ジェスチャーで激励する通行人、ジェンダー平等のアピールに賛意を示す外国人などの反応がありました。