衆院選2024 山添政策委員長、伏見区で比例近畿での躍進訴え「共産党の議席増えればもっと政治動かせます」
総選挙(10月27日投票)の終盤を迎え、日本共産党伏見地区委員会は22日、同党の山添拓政策委員長・参院議員を迎えた演説会を京都市伏見区内で開催しました。比例代表近畿ブロック(定数28)は大激戦となる下、山添氏は「共産党の議席が増えれば、もっともっと政治は動かせます。比例近畿の2議席の確保、さらにもっと大きく躍進させてほしい」と渾身の訴えをしました。
■国民 社会保険料負担減のために「尊厳死法制化」主張
■自民・公明 75歳以上の医療費窓口負担3割対象拡大
■維新 高齢者全体の医療費窓口負担3割を主張
山添氏は各党の論戦で、大争点に浮上してきた社会保障制度について言及。国民民主党の玉木雄一郎代表が、「現役世代の社会保険料を減らすため」として、「尊厳死の法制化」を主張したことを厳しく批判。併せて、自民・公明が75歳以上の医療費窓口負担3割の対象拡大を狙うとともに、維新は高齢者全体の窓口負担3割を主張していることを「こんなに高齢者に冷たい政治はない」と告発。共産党がすべての人の人権と尊厳が守られる社会をめざし、財源策も示した社会保障の充実を提案していることを紹介し、「社会保障費増やせの声を一緒に上げよう」と呼びかけました。
山添氏「30年前から企業・団体献金禁止を提案」
その上で、「党をつくって102年、日本共産党は日本で最も古い政党です。古臭いと思われるかもしれません。地味な政党だけれども、30年前から企業・団体献金禁止を提案し、今では野党がそろって主張するまでになっています。一人ひとりの声に基づき政策をつくり、一歩一歩国会を動かしてきました。まじめに働く政党が必要です。比例は大激戦。ぜひ、躍進させてほしい」と訴え。京都3区(伏見区、長岡京市、向日市、大山崎町)の西山のぶひで候補の「勝利を」と呼びかけると、会場に詰め掛けた聴衆から大きな拍手が起こりました。
西山候補は、「金権腐敗政治裏の一掃とともに、賃上げ、学費や高齢者の医療費の引き下げ、北陸新幹線延伸計画の中止をの声を国会でぶつけさせてほしい」と力を込めました。
岡野氏「立憲主義守る活動に寄り添ってくれたのが共産党」
応援弁士に立った同志社大学教員の岡野八代さんは「立憲主義を守る市民の活動に常に寄り添ってくれたのが共産党だ。民主主義の危機を救うために1人でも多く共産党の議員を国会に送ってほしい」と訴えました。
熊谷氏「共産党提案の『自由時間拡大推進法』、本当にいい」
伏見区にある絵本専門店「絵本のこたち」の店主、熊谷聡子さんは「就職氷河期の中で就職できた会社は長時間労働が当たり前。毎日疲れ切って、退社せざるを得なかった」と、自身の体験を紹介。「今回の選挙で、共産党が提案している、1日7時間、週35時間制の『自由時間拡大推進法』、本当にいいじゃないですか。それに賃金アップもするというんでしょ。豊かな時間を持て、すべての人が人間らしい生活ができる社会実現へ、子どもたちの幸せのためにも頑張ってほしい」と期待を寄せました。