自民・中川衆院議員、説明も謝罪もなし
自民党の中川泰宏衆院議員(京都4区)は6月30日夜、京都市内の集会で、固定資産税逃れや建築確認未申請など一連の問題について、「みなさんに心痛を与えた」とのべるにとどまり、参加者からは「何の説明にもなってない」「国会議員がそんなことでいいのか」など不満の声が上がりました。
右京区のふれあい文化会館で開いた自民党第4選挙区支部決起大会でのべたもの。中川議員は、あいさつで国政報告などを縷々(るる)のべたあと、わずかに付け足すように、「大変私自身みなさまがたにご心痛を与えていますが、きちんと整理して文書にてお送りさせていただきます」とのべ終わり。疑惑や疑問をもたれているそれぞれの問題について説明しませんでした。
このあと登壇した同党の西田昌司参院京都選挙区候補は中川氏とがっちり握手し、「中川先生にしっかり勉強させて頂きがんばりたい」とあいさつしました。
右京区の男性(50代)は、「今日は固定資産税の問題など説明を聞きに来たが、あれでは何の説明にもなってない」と話し、京丹波町からバスで来た男性(60代)は、「(説明の)文書をいつ送ってくるのかも言わない。国会議員がこんないいかげんなことでいいのか」と怒りを露にしました。
(写真=中川氏(左)に平身低頭で「先生に学びたい」と握手する西田氏)