住民の立場でごみ問題考えていこう 北区「地域の環境をよくする会」
北区の「地域の環境をよくする会」は前身の「市原野清掃工場・交通問題対策協議会」から発展改称して8回となる総会を6月24日、北区の西賀茂会館で行い、34人が集いました。
学習会として、コンシューマーズ京都の原強・理事長を講師に迎え、10月実施のプラスティックごみ回収など京都市のごみ行政について学びました。また、「市原野ごみ裁判をすすめる会」の野村政勝事務局長が、ごみ焼却場建設にかかわる住民運動と裁判闘争の教訓について報告しました。
総会では、鴨川上流の産業廃棄物中間処理施設が長年の住民運動の成果もあって焼却が中止になり、鴨川の清流を守る「鴨川保全条例」が6月府議会で提案されることになったことなどが報告されました。
今後の活動方針として、引き続き住民の立場からごみ問題などのあるべき姿を考え、循環型社会をめざす取り組みとともに、住民の要望が高まっている安全で暮らしやすい町づくり、とくに交通整備・交通安全について具体的に取り組むことも提案されました。
参加者からは、「鴨川を守るこれまでの生コン工場反対、鴨川ダム建設反対などの住民運動の歴史と成果をたどり、まとめることは大切」との声や交通問題を町づくりとして住民ぐるみで取り組み必要性などの意見が出されました。(S)