「近畿比例3議席実現を」と訴える市田副委員長(左)と堀川候補(10月26日、京都市左京区)

 日本共産党の市田忠義副委員長は衆院選最終日の26日、京都府内3カ所で街頭演説に立ち、「金権腐敗政治を一掃する日本共産党の躍進を。近畿比例3議席実現で10年ぶりの議席増を」と呼びかけました。

SNSで“俺にも2000万円を”

 市田氏は京都市左京区のスーパー前で堀川あきこ近畿比例候補(京都2区重複)とともに訴え。裏金問題で自民党非公認となった候補が、政党助成金2000万円を受け取っていた問題について、「SNSでは、『俺にも2000万円くれ』という声が出ているそうです。赤旗のスクープに怒りの声が広がっています」と指摘。日本共産党は企業・団体献金の禁止や政党助成金の廃止まで訴えているとし、「この自民党につける薬はあるのか。日本共産党の躍進しかない。タダで、簡単。比例は日本共産党と書くだけ。日本共産党の躍進で金券腐敗政治を一掃しよう」と力を込めました。

 テレビ番組の党首討論で、国民民主党が「高齢者が優遇されている」とし、尊厳死を法律で認めることや、75歳以上の医療費を3割負担に引き上げることなどを主張したことをあげ、「その場で高齢者の医療費負担増に反対したのは日本共産党だけ。高齢者も若者も人間らしく生活できるように保障するのが国の責任ではないでしょうか。大軍拡や大金持ち優遇の逆立ちした政治を改めよう」と述べました。

 そして、「革新の伝統ある左京で日本共産党を大きく伸ばしてください。比例で2議席を突破し、3議席確保、そして小選挙区では堀川あきこさんをみなさんの代表としてお送りください」と訴えました。

 堀川候補は、「お金の力でゆがめられた政治をたださなくてはならない。大企業の利益優先の政治を変えられるのは日本共産党だけ」と強調し、比例での躍進、京都2区での勝利を呼びかけました。