日本共産党の今西としゆき候補(左)と山本ただし候補

 宇治田原町議選(定数12)が11月5日告示され、同10日に投票を迎えます。選挙戦は5人オーバーの多数激戦。日本共産党は、現職の山本ただし(72)=2期=、今西としゆき(72)=1期=の2議席絶対確保へ、全力を挙げています。

 前回選挙は無投票でしたが、今回は現職9人、新人8人の計17人が立候補。自民は現職2人に加え、28歳の新人を推薦したほか、公明は現職1人を公認、立憲は現職1人を推薦、維新は新人1人を公認しています。

 日本共産党は1968年に初の町議を誕生させて以後、議会のなれ合いを批判し、住民の要求実現を第一に考え奮闘。住民と力を合わせて、町政を動かし、▽公設民営診療所の建設▽常設救急車の配備▽図書館・総合文化センターの竣工などを実現してきました。

 近年、同町議団は、西谷信夫町長が新庁舎とその周辺整備、道路建設に多額の費用を注ぎ込む一方、子育て支援、住民サービスを「予算がない」と切り捨ててきたことを厳しく批判し、元幹部職員の不祥事の真相解明に向けても徹底追及。

 住民の暮らしや福祉、教育にこそ予算を使うべきと▽高校卒業までの医療費無料化▽小中学校統廃合計画の延期○小中学校給食費の全額補助(一昨年、昨年2・3学期)▽有害鳥獣対策としてサルの位置情報のホームページ掲載─などを実現してきました。

 今回の選挙は、町政を厳しく追及し、改善を求めてきた日本共産党の2候補か、現町政に何でも賛成の議員を増やすのかが鋭く問われています。

 日本共産党は、▽小中学校統廃合計画の白紙撤回▽高校生通学バス代全額補助の復活▽小中学校給食費の無償化▽学校体育館への空調設備設置など防災・減災対策強化▽地域公共交通をもっと便利に○第2名神高速道路のトンネル工事に伴う水枯れの補償と対策強化─などの公約を訴え、奮闘しています。