核兵器禁止条約に背向けるな 日本政府に参加求める署名に反響/条約発効4年記念し各地で行動
核兵器禁止条約が発効4年を迎えた1月22日、全国各地で集会やイベントが取り組まれました。京都市内では、京都原水協や京都原水爆被災者懇談会、京都「被爆2世・3世の会」、新婦人府本部、京都宗平協などが京都市下京区の四条河原町で宣伝を行い、日本政府に核禁条約への参加を求める署名を呼びかけました。1時間の行動で、87人分が署名しました。
広島原爆の被爆者で、昨年、日本被団協のノーベル平和賞受賞にあたって、ノルウェーでの授賞式行事に京都から参加した花垣ルミさんは、「核兵器禁止条約を力に被爆80年の今年、ウクライナやガザでの戦争に核兵器使用をほのめかせる動きを止めよう」と訴え。胎内被爆の三山正弘さんは、手作りのプラカードを掲げ、「核禁条約に背を向ける日本政府を変えよう」と呼びかけました。新婦人府本部は、独自に準備した英語版スピーチで観光客らにアピールしました。
同日夕方には、三条大橋(中京区)で、「核兵器をなくす日本キャンペーン・ボランティア」の呼びかけで、キャンドルアクションが行われ、全国各地での取り組みと中継で連帯しました。参加者は手作りのキャンドルを持参し、原爆パネルも展示されました。花垣さん、三山さんも参加し、オンラインで全国に訴えました。市民や観光客からも注目を集めました。
核禁条約は、署名国は94カ国と国連加盟国の半数に迫り締約国は73に達しています。(I)