京都が京都でなくなる “千年の愚行”北陸新幹線延伸計画「白紙撤回」を 京都仏教会が署名運動/50万人目標、街頭行動も

清水寺や金閣寺など、約1000の寺院が加盟する京都仏教会(理事長=有馬頼底・臨済宗相国寺派管長)はこのほど、北陸新幹線延伸計画の白紙撤回を求める署名運動をスタートしました。
同会は昨年12月、京都府知事と京都市長に対し、延伸計画は「千年の愚行」だとし、再考を求めて申し入れました。
署名は石破茂首相宛てで、延伸計画は地下水の枯渇やトンネル掘削による膨大な残土、地下水によってはぐくまれた京都の食文化などを台無しにするとし、「京都が京都でなくなる」計画だと指摘。「尊い自然は決して人の支配の対象ではなく、本来は敬いながら共存すべきであるという仏教の教えにも著しく遊離する計画は『千年の愚行』」だとして白紙撤回を求めています。
1年間で50万人分を集める計画で、加盟寺院にも署名用紙を置き、僧侶らによる街頭での呼びかけも検討するとしています。
紙の署名用紙は京都仏教会ホームページ(https://www.kbo.gr.jp/information/20250214/)からダウンロードできます。また、オンライン署名も案内しています。
