梅雨の長雨で鴨川も増水して小関では水しぶきをあげて勢いよく流れ落ちてます。そんな鴨川の四条大橋の少し下流で、サギ科仲間のゴイサギとアオサギとコサギの三羽が魚を狙っての漁労大会? 急流を遡上するハエなどの小魚を狙ってジーと背を低めて待ってます。5分、10分、30分と根比べの闘いの様相。
 待ちくたびれたのか、まずコサギが脱落して別の場所に飛び立ちました。残るはゴイサギとアオサギの二羽。写真(21日撮影)の手前の背を低めて魚を狙っているのがゴイサギ。くちばしに銀色に輝く小魚をくわえて岸に勝ち誇って引き揚げているのがアオサギです。アオサギは長くて細い首を二折れのように窄(すぼ)めて低い姿勢で狙っていたのです。アッという一瞬、鋭いくちばしで小魚を漁りました。ゴイサギも粘っているのですが、首はずんぐりでしかも短くて出遅れたようです。(仲野良典)