不屈の文学と人生描く 記録映画「時代(とき)を撃て・多喜二」
小説「蟹工船」や「一九二八年三月十五日」などの作品で世界的に知られ、1933年2月20日特高警察によって虐殺されたプロレタリア作家・小林多喜二の生誕100年・没後70年を記念して製作された記録映画「時代(とき)を撃て・多喜二」の上映と講演会が18日、京都市左京区の京都教育文化センターホールで行われました(実行委員会主催)。昼夜3回上映され入場者はあわせて600名でした。
実行委員会は「憲法9条、平和が大事なときだけに、多喜二の不屈の文学と生き方をえがいたこの映画の上映運動が、これを機に京都一円に広がることを期待している」とよびかけています。
浜林正夫・一橋大学名誉教授が「多喜二から何を学ぶか」と題して講演しました。