プラスチック製容器ごみの分別を調査
京都市議会厚生委員会は10日、1日から始まったプラスチック製容器包装ごみの分別収集全市実施をうけて、京都市・西部圧縮梱包施設を視察。日本共産党から井上健二、妹尾直樹、蔵田共子、冨樫豊の各議員が参加しました。
市民が出したプラスチック製容器包装ごみは、収集後、市内2カ所(西部・南部)の圧縮梱包施設へ搬送。同センターでは、手作業で「異物」を取り除いた後、機械で圧縮し、1メートル四方の塊にします。「容器包装リサイクル協会」から委託をうけた業者に引き渡され、再生商品や製鉄所などの燃料として再利用されます。
プラスチックと一般ごみが混ざり、強い匂いの中で異物除去の作業が行われていましたが、「異物」の中で大きな比率を占めているのが実は「資源ごみ袋」でした。制度として「資源ごみ袋」が「容器包装」と認定されていないためです。
他にも、点滴の袋・管やバケツ、ハンガー、ビデオテープなどの「異物」が出てきていましたが、分別方法や品目についての市民向けの周知徹底が十分に行われていないことが原因と考えられます。プラスチックごみの発生源である製造企業の責任を問うとともに、分別・ごみ減量についての丁寧な説明会の開催が求められています。(冨樫豊)